お客様からA3カラー複合機を見繕ってほしいとのご依頼がありました。
ハードウェアの納入は、あったとしてもサーバやネットワーク機器などが多く、マニアックな世界なのですが、今回はA3カラー複合機という一般的な製品ですので、比較結果をブログに綴ってみます。
お客様は、どちらかというとランニングコストを意識されていますので、その辺の調査を含めています。
検討対象機種
ブラザー MFC-J6710CDW
エプソン PX-1700F
■A4カラー印刷時のコスト(インクコストのみ)
印刷コストについては、社団法人電子情報技術産業協会というところがガイドラインを出しています。
それによると、もとはISO/IEC24711で定められたカラーインクカートリッジの印字可能枚数測定方法に従うこととになっているようです。
携帯電話の料金が比較しづらいのとは異なり、単純にメーカーが出しているカタログ値を比較できそうです。
実際に両機種を調べてみると、ISO/IEC24711に則っているようです。
ブラザー 6.6円/枚
エプソン 7.3円/枚
ブラザーが11%ほど優っています。
■消費電力
これはコピー時とスリープ時がカタログに掲載されています。
これによりますと、
【コピー時】
ブラザー 26W
エプソン 20W
【スリープ時】
ブラザー 3.5W
エプソン 4.4W
コピー時とスリープ時で数字が逆転しました。
スリープ時の違いはわずか 0.9Wですが、スリープの時間が長いことを考慮してどう考えるかですね。
■スピード
【カラー】
ブラザー 10lpm
エプソン 8lpm
【モノクロ】
ブラザー 12lpm
エプソン 15lpm
またまた、カラーとモノクロで逆転現象です。
クチコミを見る限り、両機ともあまり不満はなさそうです。
算出条件は以下のとおり
■稼動音
ブラザー 動作時:LWAd=6.31B(A)以下
エプソン
エプソンは見つけられませんでした。
クチコミによると両機とも、音が気になるという意見があります。
■クチコミ
【共通】
◎顔料インク使用のため水ににじまない
◎レーザープリンタと比較してランニングコストが安い
◎印刷速度はほぼ満足
×音は大きめ(比較ができる情報はありませんでした)
【ブラザー】
◎機能と比較して安い
◎A3判まで自動両面プリントが出来る
◎ADF(オートドキュメントフィーダ)は原稿サイズを自動認識する
×印刷時複数毎度同時に挿入するなど紙送りに難がある
×スキャナー使用時、原稿が斜めに挿入されることがある
×写真印刷ががっかり
×サポートで待たされる
【エプソン】
◎紙送りなど基本機能のマイナス評価が見当たらない
◎A3ノビ対応
×原稿サイズの自動認識なし
×自動両面印刷はA4まで
■価格
2/14 アマゾンで調査
ブラザー ¥31,749
エプソン ¥43,474
ということで、今回はブラザーをお勧めすることにしました。
決定のポイントは、価格、A3両面印刷、原稿サイズ認識です。
決定のポイントは、価格、A3両面印刷、原稿サイズ認識です。
自分で買う場合でもこちらを買うと思います。